【News】日銀がETFとREITを売却決定!!

📉私たちの生活や投資にどう影響する?

2025年9月、日本銀行が保有するETF(上場投資信託)とREIT(不動産投資信託)を市場で売却する方針を発表しました。
日銀、保有ETFとREITの市場売却を決定 – 日本経済新聞

これは、長年続いてきた「異次元緩和」からの出口戦略の一環です。

でも、「それって私たちにどう関係あるの?」と思う方も多いはず。
この記事では、今回の決定の背景と、私たちや投資家にどんな影響があるのかをわかりやすく解説します。


🏦 そもそも、なぜ日銀はETFやREITを持っていたの?

日銀は、景気を支えるために2010年頃からETFやREITを大量に買い入れてきました。
これは、株式市場や不動産市場に資金を流し、企業の成長や雇用を後押しするための政策です。

しかし、最近は物価も上がり、景気もある程度回復してきたため、日銀は「そろそろ普通の状態に戻そう」と考え始めています。


💰 売却のペースは?市場にどれくらい影響する?

日銀は、ETFを年間約3,300億円(時価ベースで約6,200億円)、REITを年間約50億円のペースで売却する予定です。

これは、日銀が持っている資産(ETFは時価で約70兆円!)に比べるとほんのわずか。
つまり、市場に大きなショックを与えないよう、ゆっくり慎重に売っていくという方針です。


📊 株式市場の反応は?

売却のニュースが出た直後、日経平均株価は下落。
特に、日銀が多く保有しているETFに含まれる大型株(ファーストリテイリングやソフトバンクなど)が売られました。

これは、「日銀が買ってくれなくなるなら、株価が下がるかも…」という不安が広がったためです。


👛 個人投資家はどうすればいい?

✅ 短期的には…

  • ETFに含まれる大型株の値動きに注意。
  • 株価が不安定になる可能性があるので、焦らず冷静に対応を。

✅ 長期的には…

  • 金融政策の正常化が進むことで、金利やインフレにも影響が出る可能性あり。
  • 資産の分散や、リスク管理を意識した投資が大切。

📝 まとめ

日銀のETF・REIT売却は、「異次元緩和」からの出口戦略を本格化させる一歩であり、金融政策の大きな転換点です。

市場への影響は限定的とされつつも、センチメントや需給に変化をもたらす可能性があり、投資家心理には確実に影響を与えるため、冷静に状況を見極める必要があります。

個人投資家も、ニュースに振り回されず、長期的な視点で資産運用を考えていくことが大切です。

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