🌍世界手洗いの日に考える、手洗いの力
毎年10月15日は「世界手洗いの日(Global Handwashing Day)」です。
この日は、石鹸を使った正しい手洗いの習慣を広めることを目的に、ユニセフや世界銀行などの国際機関によって2008年に制定されました。
今年で17年目になります。
感染症予防の基本である「手洗い」に改めて注目し、私たちの生活を守る小さな習慣の大切さを考える日です。

🧼なぜ「手洗い」が重要なのか?
手洗いは、インフルエンザやノロウイルス、COVID-19、風邪などの感染症を防ぐ最も基本的な予防策です。
特に石鹸を使った手洗いは、手についたウイルスや細菌を物理的に除去する効果が高く、アルコール消毒よりも優れている場面もあります。
例えば、ノロウイルスはアルコールでは不活化しにくいため、石鹸による手洗いが推奨されています。
また、手洗いは医療現場だけでなく、家庭や学校、職場などあらゆる場所で重要です。
食事前やトイレの後、外出から帰った時など、日常の中で意識的に手を洗うことで、感染症の拡大を防ぐことができます。

👨👩👧👦家庭や学校での取り組み
世界手洗いの日には、世界各地の学校や地域で手洗い啓発イベントが行われます。
日本でも、保育園や小学校で「手洗い教室」や「手洗いスタンプラリー」などの取り組みが行われ、子どもたちが楽しく手洗いの大切さを学ぶ機会となっています。
家庭でも、親子で手洗いのタイミングや方法を確認することが大切です。
歌を歌いながら手を洗う「手洗いソング」や、手洗いチェックシートなどを活用することで、子どもたちが自然と習慣化できるようになります。
🌱SDGsとのつながり
手洗いの習慣は、SDGs(持続可能な開発目標)の「健康と福祉(目標3)」や「安全な水と衛生(目標6)」にも深く関係しています。
世界では、まだ安全な水や石鹸が手に入らない地域が多く、基本的な衛生環境が整っていないことで命を落とす子どもも少なくありません。
世界手洗いの日は、こうした現状に目を向け、衛生環境の改善や教育の重要性を再認識する機会でもあります。
私たちが日常的に行っている手洗いが、世界では「命を守る行動」であることを知ることは、国際的な連帯や支援の第一歩となります。
✋今日からできること
この記念日に合わせて、まずは自分自身の手洗い習慣を見直してみましょう。
石鹸を使って20秒以上、指の間や爪の周りまで丁寧に洗うことが基本です。
また、家族や職場の仲間と一緒に「手洗いチャレンジ」をしてみるのも楽しい取り組みです。
SNSでは「#世界手洗いの日」などのハッシュタグを使って、手洗いの様子を投稿するキャンペーンも行われています。
こうした発信が、周囲の意識を高めるきっかけになるかもしれません。
手洗いは、誰でもすぐに始められる「命を守る習慣」です。
世界手洗いの日をきっかけに、日常の中で衛生を意識する時間を持ってみませんか?
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