今日のニュースから、深堀して考察してみたいと思います。
「ディズニー離れ」のうわさは本当か 入園者2700万人と売上のギャップ(ITmedia ビジネスオンライン) – Yahoo!ニュース
個人的には数年前に行ったっきり行っていないので、家族を連れていきたいなと思っています!!

🏰ディズニー離れ?入園者数と売上のギャップの正体とは
「最近ディズニーって高くなったよね」
「昔ほど行きたいと思わなくなった」
そんな声がSNSやYouTubeで聞かれるようになった昨今。
“ディズニー離れ”という言葉がささやかれる中、実際には年間2700万人が東京ディズニーリゾートに来園しています。
それなのに、売上は過去最高を更新。
このギャップは一体何なのでしょうか?

📉 入園者数は減少傾向?それでも売上は右肩上がり
- 2024年度の来園者数は約2751万人。これはコロナ前のピーク(3000万人超)より10%以上減少。
- 一方で、売上高は6848億円(前年比10.7%増)、営業利益は1700億円(前年比2.8%増)と過去最高を記録。
つまり、客数が減っても売上は伸びているという逆説的な現象が起きているのです。
💰 売上増の理由は「客単価の上昇」
- 2024年度の客単価は1万6644円で過去最高。
- 2014年と比べて50%以上の上昇。
- 内訳を見ると:
- チケット代:1.8倍
- 商品販売:1.2倍
- 飲食販売:1.4倍
特に注目すべきは、有料ファストパス「ディズニー・プレミアアクセス」の導入。
1500〜2500円を支払えば、短い待ち時間でアトラクションやショーを楽しめるというサービスが、客単価を押し上げています。
🧠 混雑緩和が消費を促進するという逆説
- 来園者数が減ったことで園内の混雑が緩和。
- 並ぶ時間が減り、飲食やグッズ購入に使える時間が増加。
- 結果として、1人あたりの消費額が増えるという構造が生まれています。
これはまさに「少ない客数で多く稼ぐ」戦略の成功例と言えるでしょう。
🌍 ディズニー離れは本当か?それとも一部の声か
- 若者層の来園比率が減少しているというデータもあり、「夢の国の高齢化」が進んでいるという指摘も。
- 一方で、新エリア「ファンタジースプリングス」やホテル事業の好調、クルーズ船事業への参入など、オリエンタルランドは積極的な投資を続けています。
つまり、“ディズニー離れ”は一部の層に限られた現象であり、全体としてはブランド力と収益力を維持・強化しているのが実情です。
📝 まとめ:ディズニーの逆説に学ぶビジネス戦略
- 客数が減っても売上が伸びる
- 混雑が減ると消費が増える
- 高価格でも価値があれば人は払う
このような逆説的な現象は、まさに「ディズニーパラドックス」とも言えるでしょう。
価格戦略、顧客体験、施設投資のバランスが取れているからこそ、ディズニーは“最強のテーマパーク”であり続けているのです。

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