【News】自転車は車道を走ることが本当に安全?――自転車の青切符制度

🚲子どもを乗せた親も車道へ?自転車の青切符制度が「見切り発車」で始まることへの違和感

来春(2026年4月)から始まる「自転車への青切符制度」。
ニュースを見て、正直なところ「えっ、子どもを乗せた親も車道を走れってこと?」と驚きました。

自転車は車両だから車道を走るのが原則――それは理解できます。
でも、現実の車道は本当に安全なのでしょうか
クラクションを鳴らされ、ギリギリをすり抜けられるような経験をした人も少なくないはずです。

自転車は車道を走ることが本当に安全?

制度の意義は理解できます。
けれど、インフラ整備やドライバーの意識改革が追いついていないまま「見切り発車」することに、どうしても違和感を覚えます。

🧾青切符制度とは?目的と背景

これまで自転車の交通違反は「赤切符=刑事処分」の対象でしたが、来春からは「青切符=反則金制度」が導入されます。
これにより、前科がつかずに迅速な違反処理が可能になるということです。

背景には、自転車事故の増加と法令違反の多さがあります。
特にスマホ操作やイヤホン使用、信号無視などの危険行為が問題視されており、取り締まり強化の必要性が叫ばれてきました。

🚧車道走行の原則と現実のギャップ

道路交通法では、自転車は「軽車両」として車道の左側を走ることが原則とされています。
歩道は「例外的に通行を認められている場所」であり、あくまで「借りている」立場です。

しかし、現実の車道はどうでしょうか。

  • 自転車専用レーンが整備されていない道路が多い
  • 車道を走るとクラクションや幅寄せなどの嫌がらせを受けることもある
  • 高速で走る車との距離が近く、心理的にも物理的にも危険を感じる

制度だけが先行し、現場の安全対策が追いついていない印象は否めません

👨‍👩‍👧親子乗り・高齢者・通学者への影響

特に気になるのが、子どもを乗せた親や高齢者、通学中の学生たちへの影響です。

  • 子どもを乗せた親が車道を走るリスクは高い
  • 高齢者が車道を走るのは身体的にも心理的にも負担が大きい
  • 通学路における車道走行は、事故のリスクを高める可能性がある

ライフステージごとの交通安全教育や、柔軟な運用ルールが求められるのではないでしょうか。

⚖️制度の意義と現場の声のバランス

もちろん、法改正の意義はあります。
自転車の交通ルールを明確化し、違反に対する抑止力を高めることは、事故防止につながります。

しかし、制度を運用するには「現場の声」と「インフラ整備」が不可欠です。
安全な車道走行を実現するには、以下のような取り組みが必要だと感じます。

  • 自転車専用レーンの全国的な整備
  • ドライバーへの啓発と罰則強化
  • 自転車利用者への教育と柔軟な運用ルール

🗣️最後に:制度を「使えるもの」にするために

制度が始まるからといって、それがすぐに「安全」や「正義」になるわけではありません。
むしろ、制度が現実に即していないときこそ、声を上げるべきだと思います。

「車道を走れ」と言われても、現実には走れない状況があります。
だからこそ、制度の運用と並行して、環境整備と意識改革が必要だと考えます。

来春の青切符制度、あなたはどう感じますか。

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