今日、10月10日は「銭湯の日」。
この記念日は1991年に東京都公衆浴場業生活衛生同業組合によって制定されました。
実はその由来は二つあります。
- 語呂合わせ:「1010(せんとう)」
- 東京オリンピック開幕日(1964年10月10日)にちなみ、スポーツで汗を流した後に入浴する習慣を広める目的。
銭湯の日は、銭湯文化の普及と健康増進を目的とした記念日で、全国の銭湯でイベントや割引サービスが行われます。
東京都内では毎年恒例のラベンダー湯まつりが開催され、香りによるリラックス効果を楽しめるほか、特製タオルのプレゼントもあります。

■ 銭湯文化の歴史と魅力
銭湯は江戸時代に庶民の生活に広まり、単なる入浴施設ではなく地域コミュニティの場として機能してきました。
戦後の復興期には生活に欠かせない存在でしたが、住宅に浴室が普及した1970年代以降、軒数は激減。
最盛期の約25,000軒から現在は約2,000軒にまで減少しています。
しかし近年、銭湯は再び注目を集めています。
その背景には、サウナブームとウェルビーイング志向の高まりがあります。
■ サウナブームが銭湯を救う?
ここ数年、「整う」という言葉とともにサウナが大ブーム。
サウナ専門施設だけでなく、銭湯に併設されたサウナも人気急上昇中です。
- SNS映えするレトロ銭湯
- 水風呂+外気浴で“整う”体験
- サウナ飯やクラフトビールとのコラボ
こうした新しい楽しみ方が若者や訪日観光客を引き寄せています。
銭湯は「昭和レトロ」な雰囲気と最新トレンドを融合させ、サウナ+銭湯=究極のリラックス空間として進化しています。
■ 銭湯の日の楽しみ方
- ラベンダー湯でリラックス(東京都内イベント)
- 銭湯+サウナで“整う”体験
- 銭湯アートや富士山の壁画を楽しむ
- 地域コミュニティとの交流
銭湯の日は、普段は足を運ばない銭湯に行く絶好のチャンス。
割引や特典がある施設も多いので、ぜひチェックしてみてください。

■ まとめ:銭湯文化の未来
銭湯は、ただ体を洗う場所ではなく、心を整える場所へと進化しています。
サウナブームを追い風に、銭湯文化は再び脚光を浴びています。
10月10日の銭湯の日をきっかけに、日本の入浴文化を再発見してみませんか?



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